地域とともに

誰もが地域に生きる一人として尊厳を持って日々暮らすことができるよう、ご家族やボランティア、行政、地元自治会、安心の会や地域の皆さんと共に、安心の地域づくりを進めています。

施設へは、近所へお茶飲みに行くように、日常的に地域のみなさんが訪れます。
花の手入れをしてくださったり、庭で採れた柿を持ってきて、ご利用者様と一緒に皮をむいて食べたり、碁や将棋を楽しんだり。「今は苗作りの季節でね…」「神社の桜が咲いたよ」「○○さんがどうした」など、ローマンうえだの暮らしの中に、地域の皆様が積極的かつ自然体で関わり、「おらほの施設」として「地域の風」を運んでくださっています。ハンドマッサージ 1.JPG    day01.png

ローマンうえだ カフェコーナーにて

 

~安心の地域づくり~

ローマンうえだは、「地元に医療福祉施設を!」という熱い思いを持った地域の皆様による働きかけがきっかけとなって誕生しました。以来、家族会やボランティア、関係機関の皆様など、地域の支え合いの輪の中で「安心の地域づくり」を合言葉に、ひとりひとりの尊厳ある暮らしが継続されています。そして、その輪は、地域主体で少しずつ広がりを見せています。

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 安心の地域づくりセミナーにて

 

医療福祉施設の誘致活動に関わられた皆様の活動は、特養施設の完成では終わりませんでした。
「地域の施設であるために、地域住民も協力体制を作る必要がある」と、『「安心」の地域づくりセミナー』をスタートさせたのです。内容は医療・介護・福祉・健康・食・認知症など多岐に渡り、自分たちの手による「安心して暮らせる地域づくり」を目指し、医療や福祉問題を学び合い理解を深める場となっています。私たちローマンうえだのスタッフもこの活動に参加させていただき、共に考え、共に学んでいます。
そして、セミナーを受講された方々が「学んだだけで終わらせたくない、それを生かして地域の種まき人に」と、「セミナー同窓会」を結成、現在ローマンうえだをベースに地域づくりやボランティアなどの活動をされています。長野県上田市東部にある豊殿地区は人口5,500人の高齢化(高齢化率27.8%)が進む準農村地域です。この豊殿地域で、農閑期に開催される「安心」の地域づくりセミナーを受講し、高齢者福祉や認知症地域づくりなどについて学んだ皆さんが、「ふれあい・学びあい・支えあう」を活動の柱に、地域に開かれた施設として「地域の風を運ぶ」「入居者の声を届ける」「世代を繋ぐ」という役割を持って、特養を拠点に主体的にボランティア活動を継続して11年。

その活動は、セミナーの目的でもある「種まき人になろう」という、地域の中で学びを活かす取り組みに発展してきています。今日では、それぞれ歴史や結びつきが少しづつ異なるコアな地区単位で、自治会や地域包括の支援のもと、地域の人々を巻き込んで、いきいきと特色ある住民主体の活動として根付いてきています。

会員の多くが元気な高齢者であり、絆を深め、互いに支え合い、活動していることも特色です。